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講堂朝礼〜生徒へのメッセージ〜

Messages for Students

4月のみことば 宗教科 納富幸夫

テーマ「行って、実を結ぶ

「あなたがたが わたしをえらんだのではない。わたしがあなたがたをえらんだ」

(ヨハネによる福音書 第15章16節)

私が神を選んだのではなく『神自らが神の愛とめぐみを与えるために私たちに近づいた』と言われています。 私たちは「なぜ私たちが選ばれたのか」「私に何を期待し、望まれているのか」を知ることが重要になります。

「行って実を結ぶ」とは、神から選ばれた私たちが日常生活の中で毎日を明るく、豊かに過ごし、いつもキリストとの交わりを忘れず、キリストと共にいることの喜びを意識して、「勉学や奉仕」に励む毎日の生活や行いを「実りのある枝」とイエスは言われています。そして『あなたたちを選んだのは、あなたたちが行ってまことの実を結び、その実を残すためであり、私の名のもとに、父に求めるものはすべて父がくださる。』と。

1「神の愛」・(アガペ)を示すために選ばれた。

 『あなたたちに命じる『互いに愛し合いなさい』」

『友の為に命を捨てるに勝る大きな愛はだれにも出来ない。しかし、私は、身をもって実行しました。』として、「隣人を愛する、友を愛する」こととはどんなことなのかを理解させるためにわたしたちは神に選ばれました。

2  喜びを与えるために選ばれた

  霊的な命・魂(プシケー)の泉はイエスです。わたしたちがイエスと一致して正しいことをする・(イエスの御言葉を行う)時、神と共に人生を歩む喜びがあります。その喜びに私たちを与らせるために選ばれました。陰気なキリスト者、陰気な修道院は望まれていません。イエスは常に、私を喜びに導くために選ばれたのです。

3イエスは私たちを「デューイ」でなく「友」として選ばれた。

 「デューイ」とは「どれい」・「神の召使い」のことですが、決して恥ずかしい呼び名ではなく、モーゼやヨシュア、パウロ、ヤコブは「デューィ」と呼ばれることに誇りさえ持っていました。しかし、イエスは『あなたたちはもはや奴隷ではなく友である』と、どんなに優れた人でも知ることのなかった祝福の為に選ばれました。神との親しい交わりを与えてくださったのです。 

* イエスは切に望まれています。それは、ご自分の協力者として、神の広告塔として、神の看板として私が働くことです。わたしが常に「お望みならば、私をお使いください」と祈りながら、社会や人のために、今の自分に何ができるかを考えて、勇気をもって第一歩を踏み出すことです。そして、すべてのものの土台には神の『愛』があることを信じ、周りの人たちにも神の愛を自分の「毎日の行い」と「祈り」の中で示すことです。 *【平和の祈りをとなえましょう】

愛の源であるイエス様、ウクライナの戦争で亡くなられた多くの方々や、不安や混乱に苦しんでいる人たちには主の平安と慰めを、そして心の安らぎを豊かにお与えください。

わたしたち海星女学院の生徒は、一日でもはやく、この争いが終結しますようにと 心からお祈りいたします。わたしたちの主、イエス・キリストのみ名によって。アーメン。

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